9日も瀬戸内地方は暖かい一日となりました。最高気温は岡山市で13.8度、高松市で14.6度と3月並みの気温となりました。12月以降続く暖冬傾向、岡山県北で取材しました。

真庭市の津黒高原スキー場は、12月21日にオープン予定でしたが、今年は暖冬の影響で雪不足が続いていて、いまだオープンできていません。9日の真庭市蒜山上長田の最低気温は3.4度と4月中旬並みの暖かさでした。また、11月以降の累積降雪量は、わずか2センチと平年の1.6%と大幅に下回っています。昨シーズンも暖冬の影響でオープンは遅れたものの、12月30日からなんとか50日間ほど営業できたと言います。雪が30センチ以上降り積もらないとオープンは難しいということで、スキー場関係者は恵みの雪を願っています。岡山県内6か所のスキー場のうち9日現在営業できているのは、人工降雪機のあるいぶきの里・1か所だけです。気象台によりますと、冬型の気圧配置が弱く、寒気が南下しにくい状況が続いて、岡山県内の12月の平均気温も、平年に比べ1度ほど高くなっています。