高松市の男木島にある男木島灯台とその関連施設が国の重要文化財に指定される見通しとなりました。
国の文化審議会が10月下旬、重要文化財に指定するよう答申した男木島灯台は島の北端に立ち、1895年、明治28年に初点灯。高さは14メートルです。
外壁を塗装せず、高松市でとれる庵治石を露出した造りや、その美しい形状などが評価されました。
灯台の管理・運用を支えた管理人が生活していた旧吏員退息所など関連施設が残っていることも歴史的価値が高く、灯台と合わせて指定されます。
岡山県と香川県に挟まれた航行の難所といわれる備讃瀬戸海域で、船舶交通の安全を支えてきた男木島灯台。指定されれば、香川県内の国重要文化財建造物は34件となります。