岡山市は1月13日、老朽化のため建て替える市役所本庁舎の基本設計の素案を発表しました。
岡山市役所の新庁舎は現在の庁舎の南側にある大供公園と鹿田町駐車場の跡地に建設されます。13日の定例会見で大森市長が基本設計の素案を示しました。新庁舎は地上17階・地下2階で、緑豊かな烏城公園と背後にそびえる岡山城をイメージしたものです。2階・3階は市民窓口で、デジタル化に対応。タブレットに氏名、生年月日、住所などを入力することで、窓口同士、情報が共有され、複数の手続きが可能になります。また6階には災害対策本部室、危機管理室、消防指令室。7階には市長室、記者会見室を配置。現在は建物が分かれている災害時の司令機能を集約化しました。事業費はおよそ289億円です。基本計画策定時と比べ、延べ床面積を見直すことで、およそ13億円削減。また国の合併推進債を活用することで一般財源はおよそ86億円少ないおよそ34億円となりました。今後、素案に対するパブリックコメントを行い、2020年度中に基本設計を策定して2023年に新庁舎の工事に着手、2026年に業務を開始する予定です。