国内最大級のため池として知られる香川県まんのう町の満濃池で15日、田植えの時期に合わせて田んぼに水を送る「ゆる抜き」が行われました。

今年は梅雨入りが早く、まとまった雨もあったことから貯水率は9割を超え、池一面水をたたえています。取水塔で行われたゆる抜きには、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、池を管理する土地改良区の代表者のみが参加しました。「ゆる」と呼ばれる池の水をせき止めている栓をハンドルを回して開くと、堤防の下から水煙を上げ勢いよく水が流れ出ました。田植えが行われる一週間程度は毎秒最大5トンの水が放流される予定で、善通寺市や丸亀市など2市3町、約3000ヘクタールの水田を
潤します。