復興への新たな節目です。2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町に整備された建設型仮設住宅2か所ではすべての入居者の退去が完了し、2021年10月1日、建物の撤去が始まりました。
撤去が始まったのは倉敷市真備町のみその仮設団地と岡田仮設団地の計57戸です。このうち、みその仮設団地では10月1日、工務店の作業員およそ20人が住宅の畳をはがすなど内装の撤去を始めました。この2カ所ではピーク時合わせて147人の被災者が暮らしていましたが、その後、それぞれ自宅再建のめどがたち、みその仮設団地では2021年8月4日、岡田仮設団地では同年7月27日に全ての入居者が退去していました。
撤去作業は2022年3月末までに終わる予定です。豪雨後、倉敷市と総社市内の合わせて8か所に仮設住宅・団地が整備されましたが、そのうち今回の2か所を含む5か所がすでに役目を終えました。残り3か所で31人が暮らしています。