2021年12月17日、大阪市北区の雑居ビルで24人が死亡する火災が発生したことを受け、岡山市消防局は12月20日から、市内の雑居ビルの特別検査を始めました。
この特別検査は消防庁が要請したもので、対象となるのは火災が発生した大阪市北区の雑居ビルと同じ3階以上に不特定多数の人の出入りがあり、屋内に階段が一つしかないビルです。
JR岡山駅近くのクリニックなどが入る6階建てのこのビルでは、市消防局の職員が2人1組となり、避難経路となる唯一の階段が物などでふさがれていないか、消火器や火災報知器、誘導灯などが適切に管理されているか目視で確認していました。
岡山市消防局消防総務部予防課は「ビルを利用する際には、避難経路の確認など改めて気を付けてほしい」と話しています。
岡山市内には同様のビルが270軒あり、2022年1月中に全てのビルの検査を終えることにしています。