木質バイオマス発電所を核にレストランや遊び場を備えた複合施設が2024年春、高梁市内にオープンします。12月15日、住民や市の職員を招いて内覧会が開かれました。
高梁グリーンパークは2013年に閉館した温浴施設「朝霧温泉ゆ・ら・ら」跡地に整備中の複合施設です。
岡山市の情報通信会社「エヌディエス」がおよそ1億1000万円で高梁市から土地と施設を譲り受けました。
核となるのは木質バイオマス発電所。年間発電量は1580万キロワットアワーで、一般家庭の年間使用量およそ4300戸分にあたります。
発電に必要な間伐材などは年間3万トンで、高梁市や新見市から仕入れます。
自然の力が生み出すのは電気だけではありません。
レストランで楽しめるのは、塩麹を使ったハンバーグや、甘酒のドレッシングで仕上げたマリネなど、発酵をテーマにした食事です。
備中牛のローストビーフなど地元食材にもこだわっています。
また無料の室内遊具場には木のおもちゃもあり、自然に親しむ心を育てる「木育」の場としても活用されます。
高梁グリーンパークは来年3月下旬に発電所が完成し、4月上旬にオープンする予定です。