岡山県内の障害者が描いた作品を展示するアート展が岡山市で開かれています。
会場には絵画や造形、写真、デジタルアートの4部門で作品を募り、1次審査を通過した受賞作34点を含む136点が展示されています。
最優秀賞「きらぼし大賞」に輝いた「ほんとうのわたし」は、アート活動を通じて人と交流する機会が増え、喜びや悲しみなどさまざまな感情を経験して変化した人生を、自画像に色とりどりの点描で表現しています。
大きなキャンバスに描かれた太陽系と生き物、背景に円周率の数字がずらりと並ぶ作品は「宇宙は無限」とのイメージで、生き物の共存の様子を楽しく描いています。満ち潮と引き潮を眺めながら浮輪を持つキャラクター、海に入りたいけれども入れなかった様子を描き、少しの勇気を持つ大切さを伝える作品です。
障害のある人が、その個性や表現力を発揮し、一人一人が星のように輝いてほしいという思いから2017年に始まった「きらぼしアート展」は2026年1月15日まで開かれます。