厄よけなどの願いを込めたお守り刀の優れた作品を集めた展覧会が、岡山市内で開かれています。

展覧会には、全国公募した刀身、外装、総合の3部門の入賞・入選作と、招待作あわせて42点が並びます。文部科学大臣賞や岡山県知事賞など4つの賞に輝いた岡山県の上山陽三さんの作品は、反りのない刀身に、リズム感あふれる起伏のある刃文、降り積もる白雪のような柔らかな輝きを放ちます。また、外装の部で三席に選ばれた作品は、刀匠の地元香川県の伝説で、奪われた宝を竜から取り戻す「玉取物語」の場面が拵や刀身に表されています。「お守り刀展覧会」は、2020年2月2日まで開かれています。