岡山市出身の政治家・犬養毅にちなんだ日本酒づくりを、岡山市内の大学と酒造会社が合同で進めています。この春からの本格的な商品化に向け、大学生が7日、仕込み作業を行いました。

仕込み作業を体験したのは、中国学園大学で栄養学などを学ぶ学生5人です。日本酒づくりの発酵に使われているのは、岡山市出身の元首相犬養毅の生家にあった竹の皮から採取した酵母で、中国学園大学の研究室が2017年に発見し、去年、板野酒造の協力を受け、初めて醸造に成功。2年目の今年は、春からの本格的な商品化に向け、量産を目指しています。大学生は杜氏の指導を受けながら、発酵が進むタンクにこうじを加え、かき混ぜていました。7日に仕込んだ日本酒は、去年の約1.5倍の量900リットルが2月上旬に出来上がり、早ければ4月下旬から販売していく予定です。