近年増えている列車と鹿の接触事故を減らそうと、JR西日本岡山支社は、鹿が嫌がる「音」を使い線路に寄せ付けない装置を10月27日から車両に取り付けることになりました。

岡山県内では、鹿との接触事故が2018年から増えていて、2020年上半期には61件発生しています。これまでJR岡山支社では、鹿が好む鉄やミネラルを含む誘引剤を線路から離れた場所にまくことで、鹿が近づかないようにしてきました。今回、さらに効果が期待されるとして試験的に導入されるのは、東京の鉄道総合技術研究所が開発した鹿が嫌がる音を出す装置です。車両の前後2カ所に取り付けられたスピーカーから流す音は、鹿の警戒音と犬の鳴き声、オオカミの遠ぼえを合成したもので、この音を聞くと鹿は本能的に逃げるということです。装置は、岡山支社管内でも特に接触事故が多い姫新線の2両編成の列車に取り付けられます。26キロある作用・新見間でGPSの信号を受け鹿との接触事故が多い場所に近づくと自動的に音が流れます。JR岡山支社では10月27日から試験的に運用を行い、効果があればすべての車両に導入する予定です。