2021年9月1日は「防災の日」です。岡山市内の小学校には防災頭巾が贈られました。この防災頭巾。SDGs・持続可能な開発目標の取り組みの中から生まれたということです。
岡山市の大元小学校を訪れたのは、岡山市消防局の局長です。日頃から災害に備えてもらおうと、「防災の日」に合わせ防災頭巾100枚を贈呈しました。

この防災頭巾。実は消防士が着用していた防火服を使って作られたものなんです。消防士の命を守る防火服ですが、耐用年数は6年。それを超えたり着古した物は、産業廃棄物として処分されます。そこで岡山市消防局がSDGsの取り組みの一環として再活用を検討。声掛けした数社のうち倉敷市の大和被服が名乗りを上げ、話し合いを重ねた結果、防災頭巾にすることに決めました。防火服は燃えにくい上に水にも強く、分厚い作りで衝撃にも耐え、子どもたちの頭をしっかりと保護することができます。
岡山市消防局では、今後、防火服だけでなく、救助服や活動服などの再活用も進めていきたいとしています。