寒さに当てて甘みを引き出した「蒜山こだわり大根」の出荷が、岡山県真庭市の蒜山高原で始まりました。
「蒜山こだわり大根」は、寒さに当てることでデンプンが糖分に変わる性質を利用した「寒締め」といわれる栽培方法で育てたもので、通常のダイコンより甘みが強いのが特徴です。
2021年10月28日は、生産者らが畑からダイコンを収穫する「初抜き式」を行い、今シーズンの出荷を祝いました。収穫されたダイコンは、近くの選果場に次々と運び込まれ、土を洗い落としたあと等級ごとに仕分けされ箱詰めされていきました。
10月初めに暖かい日が続いたため、例年より5日ほど早い出荷となりました。今年は11月中旬までに昨シーズンより15トン多い、およそ120トンの出荷を見込んでいます。県内のスーパーやJAの直売所などで28日から販売されています。