絶滅の恐れがあることから国際取引を禁止されているリクガメ「ホウシャガメ」の一般公開が12月9日、玉野市のレジャー施設・おもちゃ王国で始まりました。
おもちゃ王国で飼育されている体長30センチほどの5匹の「ホウシャガメ」で、アフリカ南東部のマダガスカル島にしか生息していない固有種です。
甲羅には放射状の模様があり、その美しさから乱獲、密輸が後を絶たず、絶滅危惧種に指定されるほど数が減っています。
おもちゃ王国では昨年12月、不法取引によって押収されていた5匹のホウシャガメを、環境保全活動をしているNPO法人から譲り受け保護飼育していました。
展示について岡山県の許可が得られたため、訪れた子どもたちに生物の多様性について考えてもらおうと、生態など記載した解説パネルと一緒に生きた教材として公開を始めました。
ホウシャガメは毎日展示される予定で、暖かい時期には屋外での餌やり体験なども計画しているということです。