神戸大学の新しい練習船「海神丸」の進水式が2021年10月8日、岡山県玉野市の造船所で行われました。海洋研究を行う人材を育てようと、学生に実習や実験の場を提供するため、総工費およそ60億円をかけて建造されました。全長はおよそ60メートル、総トン数はおよそ900トンあります。
海水や海底地形の調査など海洋観測を行うための最先端の機能を備えるほか、大災害が発生した時にも活用できるよう支援物資の輸送にも対応。海水をろ過する装置や発電機も搭載され、被災地へ水や電力を供給できます。今後内装工事などが行われ、2022年3月末に神戸大学に引き渡されます。