「時子おばあちゃんのしょうゆ豆」香川県
2020年8月8日放送(2020年8月9日・14日・15日再放送)
香川県高松市の十川時子さん74歳は、香川県農林水産部で働き、退職後は県立農業大学校の非常勤講師も務めています。今は郷土料理研究家として、各地で料理教室や講演会なども行う、50年以上「食」に携わってきたパワフルおばあちゃんで、残したいふるさとの味を次世代に伝えるためにさまざまな活動を行っています。時子おばあちゃんのモットーは「食は命」。地元で育まれた命を地元の調理方法で、丁寧にいただく・・・それが郷土を思う料理「郷土料理」だと時子おばあちゃんは言います。今回は、香川を代表する郷土料理「しょうゆ豆」を教わります。
「しょうゆ豆」
4人分
- 材料
乾燥そら豆 200g 濃口しょうゆ 60cc みりん 30cc 水 300cc 砂糖 140g 重曹 小さじ1 唐辛子 少々
- そら豆の乾燥方法:そら豆が乾燥していない場合は、サヤに入ったまま2~3日天日干しし、黒くなったら1粒ずつ出す。さらに豆を新聞紙の上などに並べ、2~3日天日干しさせ、乾燥させる。そして熱湯をかけて消毒。もう一度2~3日天日干しさせ、乾燥させる。
- 乾燥そら豆を熱したフライパンに入れ弱火でかき混ぜながら約30分かけて炒る
※表面にうっすら黒く焼き目がつき芯まで火が通るようにしっかり炒る - 鍋に水、砂糖、濃口しょうゆ、みりんを入れて一度煮立たせ、さらに重曹を加えつけ汁を作る
- 鍋に熱いままの乾燥そら豆を入れ、蓋をして一晩置く
- 翌日、少し水を加え、中火で約20分程度煮る
※かためのしょうゆ豆が好みなら煮なくてもよい