「洋子おばあちゃんの丸ごとキャベツ煮」岡山県
2021年1月23日放送(2021年1月24日・29日・30日再放送)
岡山県瀬戸内市牛窓沖の「前島」。県内でも有数のキャベツの一大産地で、瀬戸内ならではの太陽の恵みと、海から吹く潮を乗せた寒風が甘みの強いみずみずしいキャベツを育ててくれます。そんな前島でご主人と一緒にキャベツ農家を営む森洋子さん71歳は、前島出身のご主人のUターンで10年前に神戸から前島に引っ越してきました。知らない土地で、初めての農業・・・戸惑うことも多く、落ち込むこともあったという洋子さんですが、「なんでもなんとかなるもんよ、笑顔で笑っていることが大切」というお母さんからの教えを守り、いつも笑顔で畑仕事を頑張っています。ご主人と2人、前島の豊かな自然や仲間に助けられながら、前島の良さを感じているという洋子さん。今回はキャベツを豪快に使う簡単料理「丸ごとキャベツ煮」を教わります。
丸ごとキャベツ煮
8人分
- 材料
キャベツ 1玉(約1kg) タマネギ 1/2個 合いびき肉 200g だし汁(カツオ・昆布) 700cc 薄口しょうゆ 大さじ2 濃口しょうゆ 大さじ2 みりん 大さじ1 ナツメグ 少々 塩・コショウ 少々
- キャベツの芯の底を少し切り、座りを良くする
放射状に8等分するように包丁を入れ、底まで切りきらない
(キャベツは大きめに切ったほうが甘みが出やすい)(芯の部分をしっかり使うことでコクとうまみが出る) - タマネギを粗いみじん切りする。
- ひき肉(合いびき)にナツメグと塩こしょうを少し加え肉の臭みを取り、粗みじんにしたタマネギを加えしっかりこね、大きなボール状に丸める (ナツメグなどでミンチ肉の臭みを取り、タマネギで甘みを出す)
- 鍋に①のキャベツを芯の部分を下に、切込み部分を広げ、だし汁を1/3ほど加えて、ふたをし強火で約3分蒸す (キャベツからもうまみの入った水分がでるので逃がさないようにふたをする)
- 残りのだしを加え、キャベツの切込みの中央に③のタネをまとめて詰め、ふたをして中火で約10分煮る
- みりん、薄口しょうゆ、濃口しょうゆで味を調えて、ふたをして20分ほど煮る
時々、煮汁を回しかけ、味をなじませる (煮込みすぎない キャベツの触感を残すため)