特別編「マルタさんの海と山の幸のパエリア」岡山県
2022年3月19日放送(2022年3月20日・3月26日再放送)
スペインのバルセロナ出身のマルタ・モンカーダさん60歳は岡山県玉野市の山の中・・・BGMは滝の音、さわやかな風が吹き、ヤマガラが懐く場所に住んでいます。この場所を気に入り、アトリエを構え画家として制作活動をしているマルタさんは、美術教師の父母と映画監督の妹と家族全員が芸術家。中でもお父さんは凧をデザインするアーティストでもあり、約30年前、凧揚げの世界大会が日本で行われたのがきっかけで父親と一緒に初来日しました。そこから日本が好きになり、日本でも展覧会や個展を重ね、日本人のご主人一郎さんと結婚。ご主人の故郷、岡山とスペインを行き来しながら作家活動を行っています。「芸術は私の魂への薬。料理は私の身体への薬。」と語るマルタさんは作品と同じように、料理も自ら毎日作ります。日本にある食材でスペインの味を出し、身体の中からふるさとを感じながら暮らしているそうです。
今回は、マルタさんの出身バルセロナの伝統料理「パエリア」を教わります。本場の味ですよ~
今回は、マルタさんの出身バルセロナの伝統料理「パエリア」を教わります。本場の味ですよ~
海と山の幸のパエリア
2人分
- 材料
米(洗っていないもの) 1合 エビ 5尾 アサリ 150g イカ 1杯 鶏モモ肉 200g タマネギ 1/2個 パプリカ 1個 ニンニク 3片 トマト 1個 パセリ 適量 パプリカパウダー 小さじ1 サフラン 適量 コンソメスープ 500cc オリーブ油 70cc 塩 小さじ1 ローズマリー 3本 こしょう 少々 レモン 1個 ホワイトセロリ 適量 - 〈肉下味付け用〉
塩 少々 ハーブティー(カモミール) 適量 オレガノ 適量 ローズマリー 2本 - 〈エビ・アサリ下ゆで用〉
オリーブ油 10cc 塩 少々 ハーブティー(カモミール) 150cc 白ワイン 100cc
- 鶏モモ肉に塩をふり、ハーブティー(カモミール)の中に浸し、オレガノ、ローズマリーを加え3時間ほど置いておく
- パプリカとレモンはくし切りに、タマネギ、ニンニクはみじん切り。さらにトマトはすりおろす
- 鍋にエビを入れてオリーブ油と塩を少々加える さらにアサリを入れハーブティー(カモミール)150ccと白ワインを加え加熱する(エビは殻付きのまま・アサリは砂抜きなどせずそのまま)
- エビとアサリを取り出す エビの頭だけを鍋に戻し、すりこぎ棒などで潰しながら出汁をしっかりだし、粗熱を取ったらザルなどでこし海鮮スープを作る
- 1/2カップの水でサフランとパプリカパウダーを入れて溶かし、色を出しておく
- フライパンにオリーブオイルを70cc入れ、塩を加え加熱 鶏モモ肉とイカを入れて焼き、火が通ったらフライパンの周りに寄せて、空いた中央のスペースでパプリカを炒める
- 軽く火が通ったらパプリカだけ皿に出しておく
- タマネギとトマトを入れ炒めたら、ニンニクとパセリも加える
- 米は洗わず、そのまま⑦の中に入れ、しっかり混ぜながら炒める (米の色が変わるぐらいまで)
- 米を平らにし、④の海鮮スープを回しかけ、さらに⑤を加える 温めたコンソメスープも入れるが、少しだけ残しておく
- ローズマリーをのせ、皮をむいたエビ、パプリカ、アサリを再びフライパンに戻し20分程度このまま加熱する
- 水分がなくなってきたらこしょうを加え残しておいたコンソメスープを回しかけ、火を切り、ふたをして約8分蒸らす
- レモンとホワイトセロリを飾る