廃校になった思い出の小学校を地域おこしのために役立ててもらおうと、かつてこの小学校に通っていた岡山県和気町の小学生が2月9日、町の教育委員会などに活用方法を提案しました。
和気町の旧山田小学校は2017年に閉校となり、近隣の佐伯小学校に統合されました。
9日、和気町の佐伯庁舎を訪れたのは、当時1年生だった児童ら佐伯小の6年生16人です。
教育委員会と財政課の職員を前にスライドなどを使って校舎の活用方法を提案しました。
このなかで、春は花見会場、夏は宿泊施設や合宿所、秋は芸術イベントといった季節ごとの活用方法を提案。地域特産物の販売所やカフェも設け、地元の人たちだけでなく観光客なども楽しめる交流の場にしたいとしています。
佐伯小学校では2021年度、総合学習の一環として6年生が旧山田小学校の活用方法について検討してきました。
町は今回の提案を受け、議論を進めたいとしています。