江戸時代に活躍した岡山生まれの文人画家・浦上春琴が描いた精密な屏風絵の複製品が6月10日、岡山県立美術館に寄贈されました。
寄贈されたのは、春琴が文政4(1821)年に描いた六曲一双の屏風絵「春秋山水図屏風」の高精細複製画です。
この日、制作した大手精密機器メーカーのキヤノンと京都文化協会の関係者らが美術館を訪れ、守安收館長に目録を手渡しました。
「春秋山水図屏風」はアメリカ・ミネアポリス美術館の所蔵で、春琴の描く屏風絵は数少なく貴重なものです。
鑑賞の機会が限られていることから、高度なデジタル技術と京都の伝統工芸士の匠の技で複製しました。
細やかな筆遣いで春の花々や秋の紅葉が緻密に再現されています。
この複製画は7月5日まで、美術館の屋内広場で、無料で観覧することができます。美術館では、学校教育などでの活用も検討しています。