香川県小豆島沖の瀬戸内海できのう、クジラが目撃されました。
高松海上保安部では、航行するフェリーなどに注意を呼び掛けています。

瀬戸内海を泳ぐクジラです。
きのう午前9時ごろ、小豆島沖を航行していた船が泳いでいるクジラを見つけ、備讃瀬戸海上交通センターに通報しました。
高松海上保安部の巡視艇が現場に向かったところ、体長15メートルほどのクジラを発見しました。
クジラは1時間ほど泳ぎ回った後、姿を見せなくなったということです。
周辺では、12月5日にもクジラの目撃情報がありました。
今回、見つかったクジラについて、沖縄県の美ら海水族館の獣医によりますと、背びれや頭の形からナガスクジラではないかということです。
ナガスクジラはエサを求めて回遊する習性があり、エサを追っているうちに外洋から瀬戸内海に迷い込んだものと見られています。
高松海上保安部では衝突の恐れもあることから、航行するフェリーや漁船などに注意を呼び掛けています。