去年、瀬戸内の島々を舞台に繰り広げられた現代アートの祭典・瀬戸内国際芸術祭。その経済波及効果は、約180億円に上り、過去最高となったことが分かりました。

日銀高松支店と瀬戸内国際芸術祭の実行委員会によりますと、去年4月から11月まで春、夏、秋の3つの会期に分けて開かれた第4回芸術祭の経済波及効果は、約180億円で過去最高を記録しました。来場者へのアンケートや各会場に向かうフェリーの乗客数などをもとに推計したもので、各会期別にみると、秋会期が77億円と最も多く、次いで春会期の52億円、夏会期が50億円となっています。日銀と実行委員会では、去年の来場者数が過去最高となる約118万人を記録したことや消費金額の大きい外国人来場者の増加が経済効果のアップにつながったとしています。